研究/技術
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社は、
北里大学の研究成果に基づく技術を活用し、
未来の「透析装置」と「心筋梗塞治療法」を社会実装します。
血液透析
末期慢性腎不全により透析治療を受けている患者は日本に約35万人、
透析に使われている日本の年間医療費は1兆6,000億円を超えてます。
そのうち34万人は、病院やクリニックに通院し、1回4時間、週3回の血液透析を受けており、
患者とその家族の Quality of Life (QOL) に大きな影響が生じてしまっています。
QOLの向上が見込まれる在宅での血液透析は、
日本において専用装置がなく、導入は非常に難しいため、
750人程度の患者が採用しているにすぎません。
当社では、在宅血液透析の普及を目指して、家庭での治療に適した装置を開発しております。
急性心筋梗塞
急性心筋梗塞患者は、日本で年間約73,000人発生しています。
治療技術の発達により救命率は著しく向上しましたが、
発症から治療までのタイムラグにより生じる心臓へのダメージが、
その予後に大きな影響を与えていることが分かっています。
しかしながら、現在、救急車内や病院搬送時に、すぐに展開できる治療法はありません。
当社では、心臓の障害を低減できる新たな混合ガスを用いた治療法を開発しております。